筋トレでもヨガでも意識性の原則??

美しい、綺麗、柔らかい、細い、理想の身体。あなたに心と体の変化を届けるインストラクターの前田博俊です。

トレーニングに慣れている方はトレーニングの5原則をご存知かと思います。

その中に意識性の原則というのがあります。

トレーニングをするときにどこの筋肉を使っているか意識しながら行うと、トレーニングの効率がよくなるという原則です。

よく見かけるのは、上腕を触りながらアームカールなど腕のトレーニングをする光景です。

おそらく、

筋トレが慣れていない人は、

どこを使っているかわからないことがよくあります。

そんなときは

なんかきついな、と思うところで動きを止めて一番固くなっている筋肉を探してください。

背中とかは自分では触りづらいので誰かに手伝ってもらうのがいいでしょう。

ヨガのアーサナでも、この意識性が大事です。

前屈なポーズのようなシンプルなものであれば、もも裏が張るとか背中が伸びているといった感覚がありますが、

複雑なポーズになればなるほど、

どこを伸ばして、どこを鍛えているのかわからなくなりやすいです。

そして、

難しいポーズをしたいがために、

伸ばしてはいけない靭帯を伸ばしてしまったり、身体に負担をかけてしまいます。

また、アーサナ、とくにバランスなど立位のものは部位によって鍛える部位と伸ばす部位が混在していることが多いです。

アーサナのページにあるビィーラバトラアーサナⅡ,戦士のポーズ2を例にあげてみましょう。

これです。

簡単に言うと、

伸びているのは、股関節周りと胸、

鍛えられているのは太ももの前とおしり

です。

同業者向けに細かくしていきます。

ちょっと専門用語を使っていきますのでよくわからない方は太文字を飛ばしても大丈夫です(^^)

上半身は

肩甲骨軽度内転と軽度上方回旋、肩関節90度外転、肘関節完全伸展、前腕回内、手関節中間位、

下半身は

股関節外転、前脚の股関節外旋、前脚の膝関節屈曲、後脚の膝関節伸展、前脚の足関節軽度底屈、後脚の足関節内返し、

細かくするとこんな感じ

鍛えたい筋は

大腿四頭筋(特に内側広筋)、臀筋群(大、中、小)、若干菱形筋群(大、小)

伸ばしたい筋は

内転筋群(長、大、小)、薄筋、大胸筋、

などなど、

末梢の筋は省きましたが、

こんな感じです。

とりあえず、

ひとつのアーサナでも、細かく分析するとこれだけ、いろんな筋を伸ばして、鍛えているのをわかっていただけたかと思います。

意識して、アーサナをしないと

なんとなく伸びて気持ちいいで終わってしまいます。

ぜひ、どこをを鍛えて、どこを伸ばしているのか意識してみてください。

 

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