MAEDAGYM式健康運動理論
ゴリゴリな大きい筋肉は重く関節の動きに制限をかけてしまいます。
また
※大きい筋肉=強い力を発揮する筋肉※
これは必ずしも正しくありません。
確かに、強い力を発揮する筋肉は速筋と言われ大きくなります。
但し、大きくなった速筋を使い続けなければ大きいだけで強い力を発揮できないただの重りに変わります。
その重りは年齢を重ねるにつれて膝や腰を痛める原因にもなります。
☆持久力☆
日常生活や仕事の中では強い力を一瞬発揮することよりも、ある程度の力を持続的に発揮することが多いです。
例えば、歩いて出かける、鞄を持つ、パソコンを扱う、電車で立ち続けるなどです。ほかにも持続的な運動が溢れています。
その中で動き続けるためには大きな速筋よりも細く持久力のある遅筋を鍛える必要があります。
遅筋を鍛えることで無駄な重りを取り除き、長く動き続ける身体を作ることができます。
無駄な重りがなければ身体が重くて膝腰を痛めることは少なくなり、自分の身体を必要な時に必要なだけ動かすことができるようになります。
☆コントロール力☆
人間の身体は筋肉が縮むことで運動を行います。
そして筋肉は大脳の運動野という部分からの信号によって縮みます。
ただ縮むだけでは筋肉は何の役にも立ちません。
縮む力や速さ、タイミングなど様々な能力が必要です。
これを担っているのが小脳だといわれています。
小脳が働くことで、片足でバランスをとったり、ゆっくり動いたり、水の入ったコップを口に運ぶような緻密な運動を行うことができます。
小脳は7歳で完成し、そのあとは少しずつ老化していきます。
人間の機能は使わないと失われてしまいますが使い続けていれば維持されます。
小脳をしっかりと使い、自分の身体をコントロールするように意識を高めることで身体はいつまでも自分の思った通りに動かすことができます。
自分の身体に向き合い、自分の身体をコントロールしようとする人は長く健康でいることができるでしょう。
☆正しい関節運動☆
自分の身体の使い方を理解していない人がほとんどです。
骨盤がゆがむといわれても脚を組む、腰を痛めても原因がわからず痛めた動きを繰り返す、自分の猫背に気づかない。
人間の関節や筋肉も物体ですから機械と同じようにスムーズで効率の良い動きがあります。
知らずに癖づいてしまった間違った動かし方を正しい動きに整えることで長く使い続けることができる身体に変わっていきます。
効率の良い動きは脳や筋肉に適切な刺激を送り、老化防止にもつながります。