MAEDAGYM日記2020/12/09重心のコントロール

皆さまこんばんは

トレーナーの前田博俊です。

昨日はサッカーのクラブチームに入っている中学生のストレングス&コンディショニング指導でした。

NSCA-CSCS(ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)という資格を取得して2年くらいたちます。

一般の方相手だと役に立つことは少ない資格ですが、

水曜日のこの指導だけは大いに役に立ちます✨

中学生はちょうど身長も大きく伸びる時期ですので

いつものように重りを使ってベンチプレスとはいきません

動きの癖の改善やセルフストレッチ、負荷をかけすぎないように自体重を使ったトレーニングからアジリティやフィジカルトレーニングも行います。

このアジリティやフィジカルトレーニングで特に重視して教えているのが

「重心のコントロール」です

サッカーに限らず、陸上で行うすべての競技において自分の重心をコントロールできない選手はスピードもパワーも発揮できません。

しかも

可動性や柔軟性も発揮できないのでケガをしやすくなります。

まじで?

そんなに重心のコントロールって大切なの?

まじです

まず

重心とは重りの中心であり

人間が立っているときの重心位置はだいたい骨盤の少し上、おへその少し下です

細かい計算の仕方は運動学を学べばどこかしらででてきますが

その計算が現場で役にたったことが一度もなかったので忘れてしまいました(笑)

興味がある方はがんばって文献を探してください

人間はこの重心を足底で作られる支持基底面の中にとどめることで立った状態を保っています。

支持基底面はgoogleで検索してください

ごめんさない書くのがめんどくさくて(´;ω;`)

とにかく

重心を自分の足から外に出ないようにコントロールすることで

バランスをとっているわけです

片足立ちにすると支持基底面が片足の中だけになるのでコントロールが難しくなりグラグラします。

逆に四つん這いなら支持基底面は両手両膝があって広くなるので安定します。

立っている状態から重心が足底の中から前方に移動すると倒れてしまうので

転ばないように足を踏み込みます

これを繰り返していくと歩行になるわけです

重心が大きく前に飛び出れば足も大きく踏み込むことになるので走行になります

そしてこの重心のコントロールがしっかり行われていないと
体がグラグラするのでスピードもパワーも可動性も柔軟性も発揮できないのです。

両足で立っている人と片足立ちで立っている人が押し合えばだいたい両足立ちの人が勝ちます。

両足の裏に小さいバランスボールを付けた人と普通の靴を履いた人が反復横跳びをすれば普通の靴の人が勝ちます。

硬い地面で前屈をするのとバランスボールの上に乗って前屈するなら硬い地面で行った方が大きく曲がります。

レッグプレスというマシンを使うと体が固定されて安定するのでめちゃめちゃ高重量が上がります

体重が55kgしかない自分でも100~150kgくらいの重りを上げられます

でも

立ち上がってスクワットをするとそんなのは上がりません(笑)

安定したところでどんなに筋肉を鍛えても
座った状態のストレッチで体を柔らかくしても

重心のコントロールができないと立位ではすべて発揮できないのです

スポーツに限らず日常生活でも一緒です

陸上の運動の土台には必ず重心のコントロールが必要になります。

これは重力を受けている以上は避けられない事実なのです

なので

本当にケガや痛みのない機能的な体を作るなら

トレーニングの最初は片足立ちやバランスボールなどを利用したトレーニングで重心をコントロールことに意識を向けてから

スクワットやデッドリフトなどのトレーニングに移行した方が効率的です

もっと

細かくするなら

重心のコントロールをするときに反応させなくてはならないのは足底と足首のセットと股関節と背骨のセットです

小さな重心の移動の時はまず足底と足首が反応してバランスを取ります

そのあと足底と足首ではコントロールが難しい大きな移動の時に股関節と背骨が反応してバランスを取ります

なので

ウォーミングアップで足首を回す、足裏を手指で押す、股関節を回す、背骨を動かすというのも効果的です

さて

今日は重心のコントロールについて書いていきましたが

ようは

バランス力を高めるということなんですよね

バランス力=重心のコントロールとしてもいいんじゃないかと思うくらいです

重心をコントロールできるってことは重力に正しく抵抗できているということなのです

単純に力が強いとか筋肉が柔らかいということでなく

感覚神経からの反応が運動神経につながって正しく重心の位置を決めていくので

神経系のトレーニングともいえます

少し古い話になりますが

アニメのドランゴンボールではベジータがブルマの作った高重力の部屋でトレーニングしてますけど

あれってめちゃめちゃ効率的ですよね

アニメ的にはあれで体が重くなって筋肉をつけて強くしているように見えるじゃないですか

でも

高重力ってことはトレーニングして筋肉が肥大したらさらに重くなっていくんですよ

だから

筋肉が大きく強くなるだけじゃ立ち上がったり歩いたりできないはずなのです

ベジータは異常なスピードで動いてましたね

あれができるってことは

相当自分の重心のコントロールが上手になっているってことだと思うんですよね(笑)

重心のコントロールを重要視している自分の偏った目で見た意見です( ´∀` )

とりあえず

指導しているサッカーの子どもたちは強い当たりにもつぶされなくなったという親御さんからの評価も受けておりますので

間違いないかと

結果がすべてです

トレーナーは理論にのっとって結果をだせなければその辺の筋トレ好きの人と変わらない存在になってしまいますので

必死ですよ💦

ということで本日も遅くなってしまいましたので

終わりにしましょう

では

おやすみなさい💤

整体トレーニングジム MAEDAGYM
HP:https://yoga-training.jp/
TEL:050-5309-7559
アクセス:武蔵小杉駅より徒歩13分
責任者 前田博俊

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